ナマケモノな管理職(damekan.com 運営者)
- 管理職歴7年以上の会社員
- リップル8,000個(約160万円分)をLedgerに保有中
- 仮想通貨の税金問題を実体験として抱えている
- 2028年の分離課税を待ちながら情報を追っている
- 税制の変化を自分ごととして正直に書いている
「仮想通貨の税金、最大55%って本当?」「分離課税になったら会社員にはどんな影響がある?」——そんな疑問を持つ人が急増している。
結論から言う。2025年12月に分離課税への移行が正式決定し、2028年1月からの適用が有力だ。税率は最大55%から一律20.315%へ。この変化は、含み益を抱えて売るに売れなかった人にとって、まさに”解放”を意味する。
僕自身、リップルを8,000個(約160万円分)Ledgerに眠らせたまま、ずっとこの日を待っていた。この記事では制度の概要だけでなく、会社員への具体的な影響・シミュレーション・今すぐできる準備まで、実体験をベースに書く。
リップルを売れない理由のひとつが「税金」だった
Ledgerには今もリップルが8,000個眠っている。取り出せないという技術的な問題もあるが、実はもうひとつ「売れない理由」がある。税金だ。
現在の日本では、仮想通貨の利益は給与所得などと合算される「総合課税」の対象で、税率は最大55%になる。仮にリップルを2,000円で売れたとして、8,000個なら1,600万円の利益。サラリーマンの給与と合算されれば、その大部分が税金として消えていく計算だ。だから2028年を待つことにしている。
2025年12月、ついに分離課税が正式決定した
2025年12月19日、令和8年度与党税制改正大綱で、仮想通貨の申告分離課税への移行が正式に明記された。長年の業界要望がついに実現に向けて動き出した。
- 税率が一律20.315%に:株式・投資信託と同じ水準。高所得者は税負担が半分以下になるケースも
- 損失を3年間繰り越せる:2027年の損失と2028年の利益を相殺できる
- 仮想通貨同士の交換時の課税が繰り延べに:DeFiやアルトコインへの乗り換えがしやすくなる
| 改正ポイント | 現行 | 改正後(2028年〜) |
|---|---|---|
| 税率 | 最大55%(総合課税) | 一律20.315% |
| 損失繰越 | 不可 | 3年間繰り越し可能 |
| 通貨間交換 | 交換時に課税 | 課税繰り延べ(予定) |
| 特定口座 | なし | 整備予定 |
いつから適用?2028年1月が有力
- 2026年:通常国会で金融商品取引法(金商法)の改正案が審議
- 2027年:金商法施行(予定)
- 2028年1月:新税制スタート(有力)
含み益のある銘柄を持ち続けて2028年以降に売るのが、税制上もっとも有利な戦略ということになる。
会社員はどう変わる?年収別シミュレーション
「分離課税になる」と言われても、実際に自分の手取りがどう変わるかイメージしにくい人も多いだろう。会社員の視点で具体的に試算してみた。
前提:仮想通貨の利益100万円に対する税負担の目安。所得税+住民税の合算。
| 年収の目安 | 現行税率(総合課税) | 改正後(分離課税) | 節税額の目安 |
|---|---|---|---|
| 400万円 | 約20〜30% | 20.315% | ほぼ変わらず〜微減 |
| 600万円 | 約33% | 20.315% | 約13万円お得 |
| 800万円 | 約43% | 20.315% | 約23万円お得 |
| 1,000万円超 | 約55% | 20.315% | 約35万円お得 |
僕の年収帯だと、現行制度では仮想通貨の利益に40%以上の税率がかかる。リップル8,000個を2,000円で売れたとして1,600万円の利益に対し、現行なら640万円以上が税金に消える。分離課税になれば約325万円で済む。300万円以上の差がある。これだけ違えば、2028年まで待つ価値は十分にある。
- 給与と切り離して申告できる:累進課税の影響を受けなくなる
- 確定申告がシンプルになる:特定口座が整備されれば自動計算も期待できる
- 副業・投資収入との合算地獄から解放:仮想通貨だけ別枠で計算できる
2028年まで持ち続けると決めた理由
リップルを手放したい価格は2,000円だと思っている。今の価格(200円前後)で売っても大した金額にはならないし、どうせ売るなら分離課税が適用される2028年以降がいい。そのタイミングで2,000円になっていれば、税引き後でもそれなりの額が手元に残る。
注意点:対象外になる可能性もある
国内取引所で取り扱われている銘柄・金融庁の監督下にある通貨が対象。海外取引所のみで扱われているマイナーなコインやDeFiで得たトークンなどは対象外になる可能性がある。リップル・ビットコイン・イーサリアムなど主要銘柄は対象になる可能性が高い。
今すぐできる準備3ステップ
2028年まで2年以上ある。「待つだけ」では勿体ない。今のうちにやっておくべきことをまとめた。
✅ STEP 1:全取引所の取引履歴を今すぐダウンロードして保存しておく
取引所は突然サービス終了することがある(2018年のコインチェックNEM流出事件が好例)。2028年の確定申告に備えて、今使っている・かつて使っていた全取引所の取引履歴CSVを手元に保管しておくこと。マイページ→取引履歴→CSVエクスポートで取得できる。
✅ STEP 2:確定申告ソフトで今の損益を把握しておく
「いくら含み益があるか」を把握していないと、2028年に慌てることになる。今の段階から確定申告ソフトに履歴を取り込んで、全体像を可視化しておくのがおすすめだ。取引所と自動連携できるマネーフォワードが使いやすい。
✅ STEP 3:国内の主要取引所に口座を持っておく
分離課税の対象は「国内取引所で取り扱われている銘柄」が中心になる見込み。海外取引所のみで保有している場合は対象外になるリスクがある。主要な国内取引所に口座を開設して、対象銘柄を移しておくのが安全策だ。
🏆 おすすめ国内取引所
① GMOコイン(手数料の安さならここ)
Maker手数料がマイナスになる板取引が強み。ある程度慣れてきたら使いたい取引所。
▶ GMOコイン レビュー記事を読む
② コインチェック(初心者の最初の一択・僕もここから始めた)
アプリが直感的で使いやすく、口座開設もスムーズ。実際に僕が最初に開いた取引所で、操作に迷った記憶がない。
▶ コインチェック レビュー記事を読む
まとめ:今は「待つ+準備する」が最適解
- 税率は現行の最大55%から一律20.315%に引き下げ
- 損失の3年間繰り越しが可能になる
- 適用開始は早くて2028年1月の見通し
- それまでは現行の総合課税が続く——今すぐ売るのは禁物
- 高年収の会社員ほど節税効果が大きい
含み益のある銘柄を今すぐ売るのは税制上もったいない。2028年まで保有して新税制のもとで売却するのが、現時点では最も合理的な戦略だ。
ただし「待つだけ」ではなく、取引履歴の保存・損益の可視化・国内取引所への集約を今のうちに進めておくのが賢い。価格が暴落するリスクもある。投資は自己責任だ。


コメント